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CASE STUDY
ケーススタディ
CASE 01
廃棄ロス削減による生産性向上
廃棄ロス削減による生産性向上
冨木医療器株式会社 様
コーポレートプロフィール
大正7年に創業し、医療機器/医療品の卸売業者として、メーカーより仕入れ、病院やクリニック等へ販売している。 当社の役割は、約20万点の取り扱い商品の中からお客様の求める商品を提案し、注文依頼のあった商品を指定された場所へ予定の期日まで確実にお届けすることで、医療を行うお客様へ安全・安心な環境を提供することである。
社名 | 冨木医療器株式会社 |
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本社所在地 | 石川県金沢市問屋町2丁目46番地 |
設立 | 昭和29年6月 |
URL | https://tomiki.co.jp/ |
事業内容 | 1.医療機器・理科学機器の販売、保守メンテナンス 2.病院設備の設計・施工 3.医事用コンピュータの販売 |
導入レポート
POINT
ポイント
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廃棄ロス削減による生産性向上
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品質管理向上のため厳しくなった運用体制に合わせたリスク対策
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温度・位置情報をリアルタイムに可視化することで、社員全体でサポートが可能に
薬機法等の制度改正に伴う品質管理向上への取組みとして、流通過程における医薬品の品質確保が重要視されるようになり、その中でも近年の温暖化などの環境変化に対応するためにより温度管理が重要となっています。日頃から医療機器/医薬品の保管時や輸送時の温度管理を徹底していましたが、ある一定の基準値(温度)超えが発生し、適正温度を逸脱した医療機器/医薬品は廃棄となってしまった経験を踏まえ、廃棄ロスのリスクを回避するため、IoTシステムの導入を検討しました。
冨木医療器様が管理される倉庫・冷蔵庫内で扱われる医療関係の商材には、明確な温度設定基準が定められており、従来の管理方法では、いつ決められた温度範囲を逸脱したか把握できませんでした。IoT温度管理システムを導入することで決められた温度範囲を超える前にアラート通知することで、状況を把握でき、廃棄ロスのリスクを回避することができるようになりました。また、WEB上で、グラフや図を用いて可視化することで、業務効率化に向けたデータ分析に役立てることも視野に入れています。
商品を配送する際に使用する配送箱に、通信機能を搭載した温度・位置情報センサーを設置し、配送箱内の温度が予め定めた閾値を超えた時点で、関係者にアラートを通知します。これにより、従来では搬出した商品の品質管理は配送担当者しか確認できませんでしたが、可視化された温度情報を、事務所内職員も確認し情報を共有することができるようになりました。また、位置情報を取得し、事務所PCから可視化することによって、商品のリアルタイムな配送状況が確認できるようになり、配送箱の紛失防止と日々の配送ルート情報が収集できるようになりました。
お客様の声
各拠点の責任者が倉庫内の温度管理に関して、夏期の週末や祝日なども細かく冷房調整を行うことができるようになりました。また、温度変化を見える化することで、エアコン設備や保冷庫の稼働状況や状態が分かり、入替時期の検討材料として役に立っています。今後はお客様でも配送状況の確認ができる仕組みを作り、また常時遠隔監視することでお客様のところにある商品の品質をリアルタイムにポータルサイト上で管理し、消費された分の医療機器を自動的に発注や補充できるサービスを提供できないか思案中です。